一般ろ過浄水器との違い

逆浸透とはどんなシステムでしょう?


一般の濾過方式の浄水器は、水中に溶けた不純物の粒子のこしわけ≠ノよって浄水します。
つまり、水中の汚れを フィルター等の目にひっかけ、流れ出てきたきれいな水を飲用する訳です。
この濾過に対して逆浸透システムの浄水器は、浸透作用によって水と不純物とを”完全分離”してしまうというもの。
但し、逆浸透という耳馴れない言葉を使うと、なんだか難しそうに聞こえるので、図を用いて簡単に説明してみましょう。

 逆浸透
【図1】
動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、物質が溶けこんでいる水溶液から水の分子のみを透過させ、水の中に溶けている物質は通さないという選択的≠ネ透過機能を持ってます。
そこで、こうした特性を持つ人工の半透膜でへだてた容器の片側に食塩水(濃い溶液)を、もう一方に真水(薄い溶液)を入れます。
【図2】
真水は食塩水を薄めようとして、自然に塩水側に移動していく。 その結果、真水が移ってきた分だけ塩水側の水位が上がり、真水は減ることになる。そして、双方の水位差 による水圧と食塩水の希釈力がつりあったところで水位の変化は止まる。この圧力を浸透圧という。 これが【図−2】で示した「通常浸透」と呼ばれる現象です。
【図3】
この通常の浸透作用に対し、今度は逆に塩水側に浸透圧以上の圧力を加えると、塩水中の水分子だけが真水側に移動していく「逆浸透」が起き、圧力が加わった分だけ真水側の水位は上がる。
つまり、水の分子以外は通さないという半透膜の特性により、塩分は半透膜を透過できずにはじかれてしまいます。
そこで真水のみが膜を透過してくる為、塩水から真水を取り出す事が、可能となる訳です。
例をあげて説明すると、ナメクジに塩をかけると溶けてしまうのは、ナメクジの体内の水分が細胞膜を通し、塩に向かって浸透していくからである。また、漬物がおいしく漬かるのも、やはり浸透現象によって味が引き出されるためです。



一般ろ過
一般ろ過
一方、濾過方式の浄水器に使われているマイクロフィルターで食塩水と真水をへだてても浸透現象は起きません。
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塩水と真水とがフィルターの目を通して互いに混ざり合い、両側ともに塩水になってしまいます。
これは、食塩水中の塩分が、ほとんど水の分子とおなじ大きさで水中に溶け込んでいる為、0.01ミクロン(10万分の1ミリ)程度のこしわけまでが限度である濾過フィルターの目を、やすやすと透過してしまうからです。
要するに、一般濾過によって塩分を除去することは、物理的に不可能ということです。

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